とある検証のため、Windows 11を新規インストールしようと仮想マシンを構成したところ、「このPCではWindows 11を実行できません」という表示が出てしまった。セキュアブートやTPMは有効化しているが、ホストPCとなるWindows 10 PCのCPUがシステム要件を満たさないのである。
以前の記事で紹介した「AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU」を使えば済む話かと思ったが、このレジストリエントリーはアップグレード専用。新規インストール時は参照されないようだ。そこで試したのがLabConfigキーのカスタマイズである。
ここで行った操作は上から順にTPM、セキュアブート、メモリー、ストレージ、CPUのチェックをバイパスするというもの。特定の項目がシステム要件が満たす場合でも、そのままコピー&ペーストして構わない。
ポイントはインストーラーがレジストリエントリーを認識するタイミングだ。何度か試したところ、インストーラーを起動する前に作成しないと冒頭の画面が現れる。NG画面が現れてからレジストリエントリーを作成しても間に合わない点を留意してほしい。
著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら
(阿久津良和)
(出典 news.nicovideo.jp)
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