主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、HISモバイルとNUROモバイルから新プランが登場。HISモバイルは月7GBで990円、月100MB以下なら290円。NUROモバイルは、回線品質の高さがアピールポイントの月20GBで2090円の新プラン「NEOプラン Lite」を発表した。
7GBプランが990円、100MB以下なら290円
かけ放題は1480円で追加可能で、アプリ不要&高音質も◎
HISモバイルは、5月中旬に開始予定の新プランを発表した。現在の主力は「格安ステッププラン」と名付けられた、1/3/5/7/10GBと5段階のステップが刻まれたプランだが、新プランでは1/3/7GBとシンプルに3つのプランに集約。それぞれ月額料金は550円/770円/990円(いずれも音声SIMでドコモ網を使用)。特に990円の7GBプランは最安級と言える。また、1GBプランで100MBまでしか使わなかった場合は、290円となる。
また、通話定額オプションも、従来からの「5分以内かけ放題」(料金は500円に値下げ)に加え、時間制限が無い「完全かけ放題」を追加。オプション料金も1480円と安く、ほぼデータ通信を使わない人なら、月1770円でかけ放題のSIMが手に入る計算だ。定額外の通話料も30秒あたり9円と安価で、さらにアプリ不要で通話定額や安価な通話料が適用される。HISモバイルでは中継通話を使っていないので、VoLTE HD+の高音質通話であることも従来同様。これも大きな利点と言える。
独自の帯域で高い通信品質と付加機能が売りの「NEOプラン」
回線品質はそのままでシンプルにしたのが「NEOプラン Lite」
つづいてはNUROモバイルの今春の施策。まず、新プランが「NEOプラン Lite」。元となる「NEOプラン」は、月20GBで2699円と3大キャリアのオンライン専業プランに近い内容だが、NEOプラン専用の帯域による回線品質の高さ、主要SNSでの通信量がカウントされない「NEOデータフリー」、3ヵ月に1度、15GBの通信量が追加で貰える「Gigaプラス」、上りデータ通信使い放題の「あげ放題」といった独自機能で差別化していた。
この「NEOプラン」のサービス内容を一部省略しつつ、回線品質はそのまま受け継いで料金を安くしたのが「NEOプラン Lite」というわけだ。通信量は同じ20GBで料金は2090円。なお、「NEOプラン」の回線品質については、独自のテストにより、MVNOの格安SIMではどうしても速度が低下しがちな、昼休みや通勤・通学の時間帯でも大きく速度が落ちないとしている。
また、既存プランもサービス内容を追加。前述の「NEOプラン」は、カウントフリーになるSNSがこれまでのLINE/Twitter/InstagramにTikTokが加わって、4つに。小容量の「バリュープラス」でも5GB/10GBプランでは、LINEの通信量がカウントフリーになる「バリューデータフリー」を4月下旬に開始予定。また、従来はドコモ回線のみだった、アプリ不要で通話定額や安価な通話料が適用される「オートプレフィックス」について、ソフトバンク回線は4月下旬、au回線は7月末までに開始するとした。
※1:au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある
※2:加入から1年無料のキャンペーンで通信量が増量される(2年目以降、月550円)

(出典 news.nicovideo.jp)
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