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家族が使うデバイスが増えれば、危機も増えるかもしれない

 新型コロナウイルス感染症拡大の防止策として、政府が緊急事態宣言を発令して以降、外に出る機会はめっきり減ったはず。自分だけでなく、家族も一緒に家にこもることが多いのではないだろうか。

 会社と比べて、セキュリティ対策が充実していない自宅での仕事や、個人所有のデバイスの利用では、サイバー攻撃の標的になる可能性が高まることは、想像に難くない。リモートワークを取り入れる際には、そのあたりに気をつけている人は多いはずだ。

 同時に気にしないといけないのは、一つ屋根の下で使用するデバイスも増加する点。PC、スマホタブレット……。家族が接続しているすべてのデバイスと、そのセキュリティを確認しているだろうか?

 家族のデバイスを覗き見しろと言いたいわけではない。セキュリティ的に、しっかりと保護されていることが肝心だ。たとえば、デバイスセキュリティソフトインストールすることは基本。安全を確認することが、これまでになく重要になる。

 気をつけてほしいのは、IoT製品、テレビなど、インターネットに接続されるデバイスの数が増えているということだ。インターネットに繋がるものは、ソフトウェアを最新のものに更新する習慣をつけておくとよいだろう。

これを機に家庭のセキュリティも見直そう

 特に注意したいのが、スマートフォンセキュリティ。家庭では、IoTデバイスを操作するために、スマートフォンに接続することが多いはず。

 そのため、悪意のあるソフトウェアスマートフォンバックグラウンドで実行された場合、外部からそれを介して他の内部ネットワークアクセスできるようになってしまうおそれもある。“踏み台”にされるリスクを避けるため、対策はしっかりと講じておくべきだ。

 また、IoTデバイスの基本として、デバイス名やWi-Fiパスワードデフォルトから変更するのはもちろん、最新のパッチなどを適用する、バージョンアップの情報などをチェックする、デバイスがもつプライバシーを保護する機能を知るなどの対策を欠かさないようにしたい。

 なお、仮想プライベート ネットワーク(VPN)を使えば、ネットワーク上のデータセキュリティと暗号化を強化できる。これを機に、家族にVPNに有用性を説明するのもよいかもしれない。もちろん、外出する機会は少ないはずだが、事態が収束したあと、公衆Wi-Fiなどを利用するときに利用したいツールだ。

 また、子供がいる場合、スマートフォンパソコンの利用が増える可能性もある。保護者はどうするべきか。まず、使い方についてよく話し合いたい。ペアレンタルコントロールなども、設定は子ども自身で変更できる点には注意だ。「このような設定にしたほうがよい」「この設定をオン/オフにするにはこういう理由がある」ということを、しっかり伝えておき、納得させることが肝心だといえる。

 家に家族が集まる今だからこそ、家庭のセキュリティをしっかりと見直しておこう。今回は、McAfee Blogの「在宅勤務が続く中、デバイスと家族の絆を護るには」を紹介しよう。(せきゅラボ)

※以下はMcAfee Blogからの転載となります。

在宅勤務が続く中、デバイスと家族の絆を護るには:McAfee Blog

 最近では、親と子供が一緒に仕事や勉強をし、自宅で一緒に働き、学ぶ、ということがどのようなものかを多くの人々が体験しています。一つ屋根の下、デバイスの使用の増加に伴い、利用されるすべてのテクノロジーが可能な限り安全であることを確認することが、これまでになく重要になっています。

家庭で利用するテクノロジーの安全

全体的なセキュリティチェックを実行

 家族が接続しているすべてのデバイスとそのセキュリティの一覧を作成することは、ドアの施錠や煙探知器を電池切れにしないのと同じくらい重要です。家族の安全はそれに依存しています。すべてのデバイス包括的なセキュリティソリューションインストールすることを検討してください。これにより、マルウェアウイルスフィッシング攻撃から家族を保護し、悪意のあるWebサイトへの接続時に警告されるようになります。セキュリティチェックの一環として、IoT製品テレビおもちゃなど、すべての接続されるデバイスソフトウェアを更新してください。

アレンタルコントロールを利用

 ペアレンタルコントロールを設定しない手はありません。デバイスの使用は、しばらくの間、家庭で増加する可能性があります。子供たちは学習のためだけでなく、楽しむためにもオンラインになります。あなたは一部のデバイスソーシャルネットワークについてフィルタリングをオンにしている可能性はありますが、いまや包括的なフィルタリングソフトウェアを使用した管理を始める良い機会と言えるでしょう。テクノロジーの利用が増えるにつれて、ペアレンタルコントロールは子供のデジタルでの振る舞いの監視に役立ちます。また、新しい在宅勤務ライフスタイルでは、このソフトウェア(時間制限機能あり)は、家族が共に過ごす休暇の計画をはるかに管理しやすくします。

ホームルーターを保護

 ルーターは家族の玄関に似ています。今がこの重要な玄関口のロックパスワード)を家に変更する絶好の機会です。パスワードを変更したくない、または面倒だと思われる場合は、パスワードマネージャシンプルさを検討してください。パスワードマネージャーを使用すると、パスワードの変更と変更の追跡が容易になり、全体的なセキュリティが向上します。自宅で仕事をしている場合は、ホームネットワークが会社のセキュリティの要求レベルに沿っていることを確認してください。ビジネスセキュリティの詳細については、自宅から安全に作業する方法に関するこの投稿をご覧ください。

VPN(仮想プライベートネットワーク)を導入

 VPNを利用しようとしてみたものの、まだ稼働させていない場合は、今が絶好の機会です。現時点では公共スペースにあまり足を運んでいない可能性がありますが、VPNは、休憩で公共の公園に行ったり、子供が友達の家でインターネットに接続したりする必要がある場合に、デバイスセキュリティ大幅に強化します。子供にとってもVPNは、簡単で、スマートで、安全です。

家族全員に有効なスケジュールを作成

 家庭のホームネットワークは、家族が同時に作業をし始めるとおそらくオーバードライブ状態にあります。平常時よりも多くのオンライン教育、デバイスビデオ通話が行われると、帯域幅が遅れ始める可能性があります。これは、住宅用インターネットビジネスインターネットと同等ではないためです。オンライン時間のスケジュールと、日々達成しなければならない業務や学習課題について話し合います。互いの責任を尊重し、敬意を払うことを忘れずに。仕事の詳細や日常のタスクについてこれまで話していないのであれば、おそらくこれが良い機会になるでしょう。

不確実性のストレスを認識

 変化には感情が伴います。感情といっても多くの種類がありますが、それに対する皆の反応はさまざまです。突然の新しいルーチンへの移行に伴い、あらゆる年齢の子供に混乱と制限が生じ、不安と感情が高まることがあります。必要に応じて、これらの感情について一緒に話し合いましょう。子供たちの喪失感を認め、教師、友達、このような環境下で可能な運動や行事などでつながりを深め、共感とサポートをしていきましょう。

一緒に新たな可能性を探る

 間違いなく、家族の日常生活のこの大きな変化はストレスになる可能性があります。それでも、すべての課題を通して何等かの機会が織り込まれています。時間管理の仕方によっては、途中でいくつかの隠された機会や冒険を発見することが可能です。ハイキングアウトドアの探索は、家族の新たな”好きなこと”になるかもしれません。昔の映画を一緒に見たり、オンラインで新しいスキルを学んだり、何かを構築したり、過去のプロジェクトを振り返ったりすると、新たな情熱や思いを共有できるでしょう。無限の可能性が待っています。

仕事、健康、家族のバランス

 ゆがんだワークライフバランスや子供たちの生活以上に、家から仕事をする努力を損なうものはありません。最近の調査によると、リモートワーカーはオフィスワーカーよりも生産性が高く、デスクでより多くの時間を費やしています。バランスをとるために、親と子供のオフィス(仕事)または学校(勉強)の時間を決めるようにし、1日を通して運動休憩を取り、計画が順調に進むのをサポートしてください。そして、家族とともに在宅勤務をする場合、多くの目があなたを常に見守っていることを忘れずに。子供たちの自宅での学習とテクノロジーバランスモデル化することは、子供​​たちへの教育につながる価値あるものになるでしょう。

 これは保護者にとって新たな未開のチャレンジですが、適切なツールと適切なサポートがあれば、何でも可能です。この新しいリモートの家族の冒険で、健康を保ち、幸せを保ち、安全を保ちましょう。

※本ページの内容は2020年3月21日(US時間)更新の以下のMcAfee Blogの内容です。
原文:Honey, We’re Home! Securing Your Devices and Your Family Bond
著者:Toni Birdsong

■関連サイト

Stay Homeは家族でセキュリティに気をつけよう


(出典 news.nicovideo.jp)

Stay Homeは家族でセキュリティに気をつけよう

皆さんもSTAY HOME
でネット使って色々楽しんでるでしょうけど、
セキュリティ対策しっかりとしときましょうね笑






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