主要格安SIMの料金表(今回は音声SIM)とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、楽天モバイルの自社回線サービスで国内通話がかけ放題になるアプリ「Rakuten Link」にiOS版が登場。その楽天モバイルに対しては、「Rakuten Mini」問題で総務省が行政指導をしている。
iOS版「Rakuten Link」が登場!
ただし、対応機種はiPhone XS/XR/11
今年4月にスタートした楽天モバイルの自社回線によるサービス「Rakuten UN-LIMIT」。目玉は「今なら1年無料」とともに、楽天エリア内での通信量の上限無し(auエリアでは月5GB+1Mbps)、そして国内通話かけ放題だろう。このうち、3つ目の「国内通話かけ放題」には、専用アプリ「Rakuten Link」が必要だったが、このiOS版が先週App Storeに登場した。
iPhoneでの動作状況については正式サポートという形ではないものの、以前からサイト上に情報が公開されていた。ただ、比較的広く機能が利用できるのはiPhone XS/XR/11シリーズのみで(新iPhone SEは一部機能のみ)、今回のiOS版Rakuten Linkの対応機種についても同様となっている。
ASCII編集部では、実際にRakuten UN-LIMITのSIMを差し込んだiPhone 11でRakuten Linkを使ってみたが、音声通話が可能だったほか、着信もRakuten Linkアプリによって受けられ、折り返しの電話なども容易だった。「連絡先」の使い勝手などにまだ課題はあるものの、今後の進化に期待したい。
Rakuten Miniの対応バンド問題で総務省が行政指導
その楽天モバイルについては、以前から話題になっていたRakuten Mini問題に対する、総務省による行政指導も大きく報道された。
この問題の詳細は別途記事を参照いただきたいが(「Rakuten Mini」の対応バンド問題、技適マークの表示変更&希望者は端末交換)、対応バンドの仕様が異なる3種類の製品が出荷され、正しい技適マークが表示されていたのが1種類のみだった点、またユーザーに告知されることなく、仕様が異なる製品が販売されていた点の2つのポイントがある。
特に後者については、国内外で広く使われているバンド1に対応しておらず、楽天モバイル以外のネットワークでの利用には大きな制限があり、購入したユーザーにとって不利益が生じていた。
人気の音声通話付きSIMの料金表(税抜)
(データ専用SIMは過去の分をクリック)
※1:12~13時、18~19時は最大300kbps
※2:楽天会員は1年間、月1500円が割引される
※3:「スマホプランデータ増量キャンペーン」適用時(通話オプション追加が条件で1年間適用)。以降はそれぞれ月3GB、月10GB、月14GB
※4:「データ増量無料キャンペーン2」適用時(1年間は無料で適用、以降は月500円)。非適用ではそれぞれ月3GB、月10GB、月14GB
※5:新規契約時または契約変更時に6ヵ月間、月700円が割引される。
※6:au網を用いたサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある
(出典 news.nicovideo.jp)
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