基本的にAmazonは、「大安売り」をするためのプラットフォームではない。さまざまな商品が手軽に買えるのは便利だが、ドラッグストアや量販店、業務スーパーと比べると割高なことが多い。しかし、Amazonの商品を安く購入する方法はいくつかある。

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画像はイメージです
 定期的に開催される「タイムセール」がそうだし、「マーケットプレイス」からバルク品(ロット売り製品をバラ売りしたもの)を買うこともできる。これらはともに有名で、多くのユーザーに常用されている。いっぽう、Amazon公式が行っているお得な「Amazonアウトレット」というサービスはあまり知られていない。今回はこれを紹介したい。

「アウトレット」の仕組みとは

 Amazonで中古品を販売しているのはマーケットプレイスが主だが、「Amazonアウトレット」では、Amazon本体が売り主になり、自社倉庫から直接発送する形態を取っている。したがって、正規ルートで製品を買うのと同様の安心感で買い物ができる。

 この「アウトレット」に並ぶのは、外装に傷や汚れなどがあるものの、機能には問題のない商品が中心となる。膨大な品数を扱っているAmazonでは、誤配達などを理由として返品されたり、倉庫内の事故で傷がついてしまう商品などが多数生じる。これを割引して販売しようというわけだ。

 本体の機能に問題がある場合には、通常と同じ手続きで返品することも可能。特に外装の状態を気にしないなら、おトクなサービスだといって間違いないだろう。

 PC用のハードディスクなど、中古を手に取る際に抵抗のある商品もあるが、アウトレットなら問題ないはず。あらかじめ商品の状態を確かめてから購入すべきなのはもちろんだが、「ほぼ新品」と書いてあれば大丈夫だろう。

アウトレット品だけを探すには

Amazonアウトレット」と入力して検索することで、アウトレットトップページを表示することができる。ここでカテゴリを選択すると、商品の一覧ページに移動できる。

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Amazonアウトレット」のトップページからは、アウトレット商品だけを探すことができる。検索も可能だ
 ただし、一覧ページで表示される金額は、Amazonアウトレットの価格と一致しないことが多い。ここでは、「マーケットプレイス」の中古品も含めた最低価格が表示されている(2020年7月時点)。この仕様は不便なので、修正を望みたいところだ。

 なお、アウトレットでPC・スマホなどのガジェットを買う際には、対象商品についてあらかじめ調べてから購入するほうがベターだろう。機種によっては「新品同様」のデッドストックがだぶついている場合もあり、Amazonが最安値とは限らないからだ。

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一覧画面に表示される「1円」という価格はマーケットプレイスのものであり、アウトレット価格ではない。これは不便な仕様だ

食品・飲料品は賞味期限に注意

 Amazonアウトレットでは、普段は割高な食品・飲料品もディスカウントされている。こちらは返品歴や、外装の傷などはないことが多い。

 ではどういった商品がアウトレットに並んでいるのかというと、倉庫に長く保管され、賞味期限が迫ったものだ。したがって長期保存には向かないが、届いたそばから消費していくスタイルならば、これはお買い得である。

 ただしAmazonでの食品・飲料品は、「箱買い」を前提とした分量で売られている。1食あたりの単価が安いからと安易にカップ麺を頼むと、しばらくは麺暮らしになるだろう。想像力を働かせて活用したい。

 なお、コンビニスーパーで問題になっているのと同様に、Amazonでも賞味期限が過ぎた商品は廃棄されてしまう。アウトレットを賢く使えば「フードロス」の抑制にも貢献でき、エコロジーとなる。

アウトレットの本当の“目玉”は

 Amazonアウトレットトップページでも筆頭に掲げられている商品ジャンルが、「本・雑誌」である。実はこれが、アウトレットの最大の目玉だ。さて、書籍の安売りというのはふつう、古本以外ではあり得ない。

 書籍・雑誌・新聞には、ほとんどの場合「再販価格維持制度」が設定されており、本を勝手に安売りすることができない契約になっているからだ。

 そのかわり書店は、売れ残った本を出版社に“返本”することができる(これを「委託販売制」という)。商慣習としては特殊だが、書店・出版社の儲けの程度を一定に保ち、多様な出版文化を守るための仕組みだ。

 しかしAmazonでは、「新品同様」の古書を扱っていることがある。ここではこの事実について、すこしだけ考えてみたい。

「アウトレット」で本を買うのはアリ!?

 Amazonアウトレットで購入可能なコミック本をチェックしたところ、状態は「可」と「ほぼ新品」の2種類が確認できた。「可」の場合には、「カバーに損傷」などの状態が明示されている。おそらくは、Amazonの倉庫か輸送中に傷が生じたものだろう。

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「可」の本では、状態が詳細に示されている。「ほぼ新品」と表示されている場合、おそらく在庫品の安売りである
 書店の場合には、立ち読みなどで多少の傷がある状態の本でも、売れ残れば出版社に返本してしまうケースが多い。Amazonはそういう本でも返本せず、アウトレットとして流通させているのだろう。

 いっぽう「ほぼ新品」の場合には、傷のない在庫品をアウトレット網に載せていることになる。これは町の書店ではあり得ない売り方だ。Amazonは、出版社との協議のうえ、一部の書籍を値下げ販売する旨を公にしている

 この場合には前述した再販価格維持制度の対象外となるので、アウトレット価格で販売されている本は別に“禁制品”というわけではない。

お得なのは間違いないが…

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 そういうわけでAmazonアウトレットでは「ほぼ新品」の書籍を安く買うことができる。もちろん消費者が「安いものを買う」のは正当な行為であり、咎められるものは何もない

 とはいえ、このAmazonアウトレットが普及するにつれ、出版文化・書店文化が影響を受ける可能性も否定できない。出版の多様性と書店の利益を守るための数々の仕組みが、有名無実になってしまいかねないのだ。

 もっともAmazonも、売れ筋の新刊書については正価販売を続けており、影響は限定的との観測もある。また、大嵐となっている電子書籍の存在に比べれば、出版社・書店への影響は軽微だ……という見方も、おそらく正しいだろう。

 何はともあれ、Amazonアウトレットは、目ざといユーザーほどお得に買い物ができるサービスになっている。願わくば、アウトレット商品を探す際の、一覧性の低さが解消されることを望みたい。

TEXTジャンヤー宇都>

【ジャンヤー宇都】

「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆



(出典 news.nicovideo.jp)

Amazonアウトレットで何でも安く買う裏技。業務スーパーよりも安い


これ気になりますね!!



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