グーグルは3日(現地時間)、Pixelシリーズの新Androidスマートフォン「Pixel 4a」を発表した。価格は4万2900円(税込)。国内での発売日は8月20日(木)で、14日(金)から予約受付を開始する。Google StoreでSIMフリー版が、またソフトバンクからも提供予定。なお、2020年後半にPixel 4aの5G対応版、およびPixel 5のリリースも予告されている。
6GB/128GBと強化された性能に3年間のアップデート保証
カメラもソフトウェアで機能充実、そして4万円台前半の価格
昨秋リリースの「Pixel 4」の廉価モデルとなるPixel 4aだが、前モデル「Pixel 3a」は昨年5月リリースだったので、少し遅れての登場となる。なお、Pixel 4やPixel 3aと異なり、コンパクトサイズの1モデルのみの提供となっている。
Pixel 4aのディスプレーは5.81型有機EL。横幅は69.4mmと70mmを切っており、日本のユーザーにも好まれるサイズと言える。一方で、パンチホール式インカメラを搭載することで、5.6型有機ELだったPixel 3aと比べると、画面サイズはアップしている。
また、グーグル側が「ユーザーのフィードバックを受けて、Pixel 3aのいいところはすべて活かしつつもさらに機能を加えた」と語るように、Pixelシリーズの美点はそのままで、しかも価格は下がったのにも関わらず、基本スペックは大幅に強化されているのが最大の魅力と言える。
具体的には、CPUにミドルクラスとしては強力なSnapdragon 730G(2.2GHz+1.8GHz、オクタコア)を搭載するのに加え、メモリー/ストレージは6GB/128GBと十分な容量を最初から用意する。一方で、セキュリティーモジュールとして独自の「Titan M」を搭載。もちろんOS/セキュリティーアップデートも3年間の提供が約束されている。
国内ユーザーにとってはうれしい、おサイフケータイ/Google Pay対応も継続されているほか、背面にはPixel 4と異なり、指紋センサーが搭載されたのは、マスクが不可欠な昨今では有利に働く。
カメラは、背面には12.2メガ(デュアルピクセルセンサー)が1つのみとなっている(Pixel 4は望遠カメラと合わせたデュアル構成)。Pixel 4との違いは逆にそれだけで、強力なソフトウェア処理による、ポートレートモードや夜景モード、超解像ズームといった各種撮影機能は同等。超広角や光学ズームを除けば、他社ハイエンドモデルに迫るカメラ機能を持つと言える。なお、Pixel 4に搭載されていたジェスチャー操作用のSoliレーダーはコスト面から省略されている。
そのほか、Googleアシスタントや自動文字起こし(Live Caption、現在英語のみの対応)などのグーグルの最新サービスを利用可能。また、Pixel 4aの購入者はYouTube PremiumとGoogle Oneの3ヵ月無料、Googleフォトの高画質写真の無制限保存なども提供される。
カラバリは「Just Black」の1色。ポリカーボネート製のユニボディーが採用されている。SIMはnanoSIM+eSIM。
お手頃価格でハイスペック、おサイフケータイやGoogleの最新サービス、定期的なアップデートも受けられる、非常に魅力的な端末と言える。
(出典 news.nicovideo.jp)
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