8歳、6歳、3歳の3人のお子さんを育てるたぷりくさんが、ゲーム「フォートナイト」の課金について、漫画にしています。子どものゲーム課金をどの程度許可するのか、多くの保護者が迷っているようです。
ゲーム「フォートナイト」は、小学生にも大人気のオンラインゲームです。基本的には無料で遊べますが、課金をすると洋服やエモート(キャラクターの動き)を手に入れることができます。たぷりくさんの長男・すー太郎くんも、ニンテンドースイッチを利用して「フォートナイト」を楽しくプレイしていました。
しかしすー太郎くんは、ある日突然「かあさん フォートナイトのアカウント消して」と言い出しました。すー太郎くんの反応に驚いたたぷりくさんは、アカウントの名前を変えたいのかな、と予想しましたが、どうやらそうではないようです。
すー太郎くんの話によると、「みんな(学校の友だち)が、課金した服とかエモート自慢してくる」というのです。課金したことのないすー太郎くんは、自慢されるのが嫌になってしまい、もうゲームをやめたいと言い出したのでした。
面食らったのはたぷりくさんです。まさか小学生が課金をしているとは思っていませんでした。たぷりくさんがもう少しすー太郎くんに事情を聞いてみると、お友だちはみな自分用のアカウントに課金しており、もらったお年玉を使う子や、誕生日プレゼントとして3万円課金してもらったという子までいたそうです。
●課金するかしないか、親も迷う
課金は高校生ぐらいからだろうか、とイメージしていたたぷりくさんは衝撃を受け、頭を悩ませました。一方には、課金は一度始めてしまうときりがなくなるのではないか、という不安があります。たぷりくさん自身ゲームは大好きで、課金が悪いとは一切思っていませんが、お友だちとの課金合戦になってしまうのは避けたい事態です。
しかしもう一方では、3万円は多すぎるにしても、友だちに自慢されたことでしくしく泣いているすー太郎くんを見ると、お年玉なら課金してもいいのではないか、とも思ったのでした。たぷりくさんは迷い、最終判断を夫に任せることにしました。
結果……お父さんの答えは「課金はせんでいいと思う」というものでした。すー太郎くんも、お父さんの判断にはあらがえず、あきらめることにしたようです。しかしあとでたぷりくさんが様子を見に行くと、すー太郎くんはサンタさんにあてて「課金してください」と手紙を書いていたのでした。親がだめならサンタ……その手があったか!
しかしそんなに課金がしたいとなると、保護者としては改めて考えなおさねばなりません。
●課金許可する派・しない派の意見
たぷりくさんのフォートナイトの課金に関する投稿には、数多くのコメントやDMが寄せられました。たぷりくさんはこれらの意見に関して目を通し、新たに漫画でまとめています。
まず、たぷりくさんのアカウントのフォロワーは、全体の9割が子どものゲームに課金していませんでした。課金は許可しない派からは、「データ上で消えてしまうものだから」「次から次へと出るので際限がない」「お金の価値がわかってからがいい」「自分で稼ぐようになってからがいい」「無課金でも十分楽しく遊べる」などの意見がありました。また、中には学校で課金を禁止しているところもあるそうです。
一方課金している家庭では、「テストやお手伝いをポイント制にし、貯まった課金させることで、金銭管理を身に着けさせる」「お小遣い、お年玉、クリスマス、誕生日など、自分のお金やプレゼントの範疇で課金させるのはありではないか」「大人になってから反動でお金をつぎ込むケースがあるので適度に経験する方がいい」などの意見がありました。
●ちょっと怖いエピソードも
ただ、やはり課金関係で起きたトラブルの報告も多く寄せられたそうです。親のカードを抜き取って数十万単位の課金をする、課金できない子の代わりに友だちが立て替えをするなど、親の知らないうちに子どもが大きな額を使い込んでしまうこともあるといいます。
また、課金している子が課金していない子を仲間外れにする、課金したアイテムをゲーム内で譲る代わりに相手に自分の言うことを聞かせるといったように、ゲーム内で課金しているかどうかが現実の人間関係に大きく作用するケースも多くありました。
新型コロナウイルス感染症の恐れがある現在、たぷりくさんはお友だちと遊ぶツールとして「フォートナイト」をある程度肯定的に考えていますが、同時に言葉遣いが悪くなったり、課金について悩んで泣いてしまうすー太郎くんを見ていると、やはり心配ごとが多いとも認識しています。
●課金問題に正解はない
多くの意見が集まる中、たぷりくさんが印象的に感じたのは「親の目が届くうちに課金の良し悪しを経験させる方がいい」というコメントでした。
子どものころにできなかった課金を、成長してからたがが外れたようにやってしまうケースは、今回集まった意見の中にも多く報告されていました。中学生、高校生など、親の管理下から離れていく時期に反動的な課金があると、より大きなトラブルにつながるかもしれない、とたぷりくさんは感じています。そのため、お財布のひもを親が管理している小学生の間に、ルールを決めて少し課金させてみるのもいいかもしれない、と今は検討しているそうです。
課金するにせよしないにせよ、方針は家庭の問題であり、子どもの意見もそれぞれに違うので、明確な正解はありません。保護者側もゲームの仕組みや子どもの状況をよく把握したうえで、子どもとよく話し合いながら決めていくのがよさそうです。
画像提供:たぷりくさん
(出典 news.nicovideo.jp)
<このニュースへのネットの反応>
レーティング守ろうね?8歳でFPSって大概やん。架空の話だよな?
よし消そうぜ
ガキの頃ベイブレードを持っていない子供は友達を作れなかった構造によく似ている
誕生日にしても3万って高くね?
今の小学生はゲームの課金を自慢してくるようだけど。古来から小学生の頃の友達ってのは何かしら自慢するのは、今に始まった事じゃないから安心しろ。ベイゴマ、王冠、酒蓋、ミニカー、カラーテレビ、自転車、テレビゲーム、携帯電話。たくさんあったよ。
8歳でFPSでスゲー時代だなって思ったが、親父と一緒にPC洋ゲーのFPSとかバイオやってたっけな。っていうか親課金許すってのも信じられんな
ベイブレードが懐かしい
記事通り子供のFortnite課金は当たり前になりつつあるらしいな 頭ごなしに駄目というよりかは家庭でルールを作ったほうが良いのかも知れない
際限がないのはわかるとして、データとして消えるからっていう人は物質として残らない映画も博物館も美術館も駄目なのかな(揚げ足取り)
レッドチームに引き入れようとする*どもの事情であっさり出来なくなる可能性の高いものにこだわってはなりませんよ。もっと楽しいものを提示するのです。
で、こんな小ネタも「対アップル&Google戦争」の一環でしょうか?
誕生日に流行のおもちゃやゲーム買ってもらった自慢みたいなもんじゃね?程度の差はあれいつの時代でもあったしこれからもあるだろ。自分のお年玉や誕プレを使うなら自分の使える分が無くなるだけだし、まぁ友達との課金合戦とかになるといけんからある程度は金額決めてなら良いと思うんだがな
まぁ小遣いの範囲内ならいいんじゃね?
せっかく子供がやめたいつったのになんで課金する流れになってんだよ
昔は一家に一台ファミコン・スーファミだったけど、今じゃ一人一台Switchにソフトと出費凄いだろうに、それにスマホだけでなくそれの課金とか恐ろしいわ
俺のころはミニ四駆やドラクエのバトルエンピツとかがそれに当たるかなぁwバトルエンピツとか自分で言ってて懐かしいわ。金あるやつはいい転職キャップ持ってたな。パラディンとか。
ピネガキ予備軍
ぶっちゃけ一度課金して重課金マウントにはまったら親のカードやスマホ悪用するなんて後先考えないガキなら十中八九やるだろうからなセキュリティ厳重にしていけ
おもちゃ自慢ならいつの時代もあるもんだ。ただ今のゲームって友達と貸し借りできるようなもんじゃないから、持ってないと一緒に遊べないんだよな。
ゲームテクニックよりも外見や動きの方が大事なの?よくわからん
コメント
コメントする